【NewsPicksアカデミア】麻野耕司×箕輪厚介「THE TEAM 〜5つの法則〜」に参加してきた。

【NewsPicksアカデミア】麻野耕司×箕輪厚介「THE TEAM 〜5つの法則〜」に参加してきた。

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4/22に行われた、NewsPicksアカデミアのイベントに参加してきた。
今回のテーマは「THE TEAM 〜5つの法則〜」。『THE TEAMリンクアンドモチベーション取締役  麻野耕司さんと、幻冬舎 箕輪厚介さんの対談である。

▼チームには4種類ある

本書をお読みになった方はすでにご存知。「人材の連携度合い」と「環境の変化度合い」の大小により、チームを4つの「型」に分けられる。(以下、写真は全て『THE TEAM』から抜粋したもの)

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  • サッカー型:「人材の連携度合い」大・「環境の変化度合い」大
  • 柔道型:「人材の連携度合い」小・「環境の変化度合い」大
  • 野球型:「人材の連携度合い」大・「環境の変化度合い」小
  • 駅伝型:「人材の連携度合い」小・「環境の変化度合い」小
 
▽チームの型を野球型からサッカー型に変えたい。どうすればよいか?


そのスター性から、サッカー型に憧れる人が多い。しかしサッカー型は当てはまらないビジネスが多い、ということも認識しなければならない。

サッカーチームのように、様々な国からスター選手を集める。果たして、その多様性は本当に必要か?、とよく問いかける。無思考で、多様性をヨシとするのはよくない

その上で、サッカー型に変えていきたいのであれば、徐々に変えていく。

また、チームは必ず元の型に戻ろうとするクセがあるから、戻ってしまわないために、新しい型に変えてからの小さな成功事例を、チームメンバーにどんどんプロモーションしていき、定着させるのがよい。

流動性のない組織、どうすれば?

メンバーの入れ替えができないなら、腹をくくる。リンモチでは、入ったら辞めるまで徹底的に面倒を見る。ミスマッチは絶対にない、と思って採用する。

そして、その人のエンゲージメントはどこにあるのか?どうやってモチベーションを動かすのか?を探って、実行する。

▽やる気のない人、どうすれば?

少なくとも、会社に毎日くる時点で、やる気がゼロというわけではない。モチベーショングラフをやってもらい、何によって、その人のモチベーションが上がるのかを把握する。

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↑これが、「モチベーショングラフ。自分がこれまでに経験した出来事と、それに伴って起こった感情の変化をグラフにするというもの。それにより、何でテンションが上がったか?(下がったか?)が可視化される。

▼これからは「金銭報酬」よりも「感情報酬」

かけられて嬉しい言葉が異なる。その人の特性を知り、タイプにあった褒めをしていくことが大事。

対談中、「オレそんなに褒められないよ〜」と箕輪さん。対して、麻野さんは「いや、箕輪さんはちゃんと褒められてる」と。

そして、お二人とも、前田祐二さんの褒めは、「神」と絶賛。前回のNewsPicksのイベントで、初めて前田さんのお話を聞く機会に恵まれたが、言葉選び、声のトーンなど全てが優しい。たしかに褒め上手なんだろうな、と思わさせられる。

▼ABCDEに入りきらなかった法則

なんでもこのABCDEの法則、飲みの場で決まったのだとか。箕輪さんから「ABCDEに当てはめたらどう?」と提案があり、(箕輪さん曰く「律儀な」)麻野さんが見事にA〜Eの5つの法則にまとめてきたのだそうだ。

▽ABCDEに入りきらなかった、R(Rule)の法則

本書は、3章が長い。実は、このCommunicationの法則の中にもう一つ、Ruleの法則のエッセンスが盛り込まれているそうだ。

ルール系を先に決めようとすると、チームが上手く回らないことが多い。だから、まずはCommunicationでチーム内のコミュニケーションを円滑にし、Aim(目標設定)、Rule(ルール設定)、という流れで進めると良いとのこと。

確かに、最初からルールを決められてがんじがらめにされちゃうと、組織の中でなかなかやる気出せないよね。

▼まるこの学び

私のチームは、50〜70代(!)の男性ばかりで構成されている。30代、女性社員一人だけ。「多様性ってなに?それ美味しいの?」状態のチームである。

実は、本が届いた当初、私にはこの本は不要だと思っていた。おじさんたちは、長年のサラリーマン経験から、「自分の仕事のやり方」が決まってしまっていて、今さら変える気なんてないんじゃないか、と考えていたからだ。

しかし、この講演会で、麻野さん・箕輪さんからじかにお話を聞き、実際にチーム運営で悩んでいる皆さんの質問・意見を聞いたことで、完全にヤル気になった・笑。

理想のチームってなんだろう?

会社全体への文句をグチグチ垂れる前に、まずは自チームから整備していきたい。

(おまけ)今回のイベントの進行、とてもよかった。

①参加者全員が本を読んだ、という前提で話が進んだところ

書籍は、アカデミア会員には予め送付されているため、参加者全員が本を読んだ、という前提で話が進んだところ。(読んでいなければ、本書に書いてある内容の説明から始まるから、ここまで双方向の対話にたっぷり時間を取ることが出来なかっただろう。)

②参加者同士で、悩みを共有する時間が設けられたとこと

(箕輪さんは気が進まなかったようだが)対談開始前に、隣の人と、「自分のチームに関して抱える悩み」などを共有する時間が設けられたのもとても良かったと思う。

 

今回も、学びをありがとうございました。